デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宣堅」の解説 宣堅 せんけん ?-? 新羅(しらぎ)(朝鮮)の商人。大宰府(だざいふ)管内に寄留,貿易に従事。貞観(じょうがん)11年(869)新羅の海賊による年貢の絹綿略奪事件で嫌疑をかけられ,潤清(じゅんせい)ら29人とともに拘禁される。本国送還処分となったが天候不順で出航できず,12年新羅との関係が緊迫したため潤清ら20人は武蔵(むさし),上総(かずさ),陸奥(むつ)におくられた。そのなかに宣堅の名はなく,逃亡したとみられる。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例