表大沢川原小路(読み)おもておおさかわらこうじ

日本歴史地名大系 「表大沢川原小路」の解説

表大沢川原小路
おもておおさかわらこうじ

[現在地名]盛岡市大沢川原おおさわかわら一―二丁目・菜園さいえん二丁目・大通おおどおり二丁目

仁王におう小路の南の北上川古川を隔てた地にあり、南北八町ほどの侍町(「盛岡砂子」など)。東は菜園および北上川古川に接し、西は裏大沢川原小路、南は北上川に接する。大沢川原付近一帯は、延宝三年(一六七五)新築地しんちくち築造以前は北上川右岸に広がる川原で(寛永城下図)、北上川付替工事以後、新川左岸に開発された住宅地域である。大沢川原では、正保四年(一六四七)六月八日に狼が切殺されており、寛文五年(一六六五)九月二五日には盛岡藩四代藩主南部重信の鷹狩が行われている(雑書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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