最新 地学事典 「表面堆積構造」の解説
ひょうめんたいせきこうぞう
表面堆積構造
external sedimentary structure
堆積構造のうち,地層の層理面上に発達するもの。外部堆積構造と呼ばれることがあるが,適切でない。大別して,主として砂岩層の下面に発達するソールマーク(底痕)と上面に発達する表痕に区分される。ソールマークはさらに,流れにより形成される流痕,荷重痕など変形により形成される変形痕,生痕に三分される。このうち流痕はさらに,フルートマークやカレントクレッセントマークなど,流れのなかの渦による削剝によるスコアマーク(削痕)と,グルーブマークやバウンスマークなど,流れのなかを運搬されている粒子などが水底を削剝することでできるツールマーク(物痕)とに区分される。表痕は,リップルやデューンなどベッドフォームが保存されているものと,泥火山やマッドクラック・雨痕などの変形痕,生痕に三分できる。まれに,流痕が砂岩層の上面に残されている場合があるが,この流痕は表痕に含められる。
執筆者:久富 邦彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

