袖畳(読み)そでだたみ

精選版 日本国語大辞典 「袖畳」の意味・読み・例文・類語

そで‐だたみ【袖畳】

  1. 〘 名詞 〙 着物略式のたたみ方。背を内側二つに折り返し、両袖を合わせてそろえ、それを更に袖付(そでつけ)の辺で折り返してたたむもの。
    1. [初出の実例]「我子のうちし小鼓の乙〈屼平〉 夕月にかへりては先袖だたみ」(出典:俳諧・俳林一字幽蘭集(1692)下)
    2. 「着物を袖畳みにして入れて置くものではないよ」(出典:怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android