袖較(読み)そでくらべ

精選版 日本国語大辞典 「袖較」の意味・読み・例文・類語

そで‐くらべ【袖較】

  1. 〘 名詞 〙 商人などが取引をするとき、他人に知られないように袖と袖とをさし合わせ、袖の中で指を握り合って値をきめる合図をかわすこと。また、その取引が行なわれる場所。そでくらめ。
    1. [初出の実例]「四の宮河原といふ所にて、袖くらべといふ商人集まる処あり」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)五)

そで‐くらめ【袖較】

  1. 〘 名詞 〙そでくらべ(袖較)
    1. [初出の実例]「あはれなりこれも世わたる庵ぞかしその山科のそてくらめまで」(出典:関西大学蔵本拾玉集(1346)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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