袴狭村
はかざむら
[現在地名]出石町袴狭
宮内村・坪井村の北東に位置し、集落は此隅山の北西麓、袴狭川の流域に発達。古くは羽賀座と書いた。集落の東方、袴狭川の上流には白糸の滝が懸かる。延宝八年(一六八〇)の免状(袴狭区有文書)では羽賀座村とあり、高七六五石余、免は五ツ五分五厘余で、年貢は米四一二石余(うち用捨三一石余)・大豆一二石余(うち用捨二石余)、ほか夫米三一石余が課せられ、またほかに新開分田畑五石余・新開丸谷分田畑五石余があった。正保(一六四四―四八)頃に成立の国絵図に「袴狭」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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