裏白空木(読み)うらじろうつぎ

精選版 日本国語大辞典 「裏白空木」の意味・読み・例文・類語

うらじろ‐うつぎ【裏白空木】

  1. 〘 名詞 〙 ユキノシタ科の落葉低木。本州中・南部四国山地に生える。葉は長さ二~八センチメートル、幅一~四センチメートルぐらいの長卵形で、先がとがり、縁に細かい鋸歯(きょし)がある。表裏ともに毛があるが、特に裏は細かい星状毛が密生して灰白色となる。四、五月ごろ、白い花円錐形ふさとなって咲く。

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関連語 名詞

動植物名よみかた辞典 普及版 「裏白空木」の解説

裏白空木 (ウラジロウツギ)

学名Deutzia maximowicziana
植物。ユキノシタ科の落葉低木,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の裏白空木の言及

【フジウツギ】より

…日当りのよい山地の河岸などにはえるフジウツギ科の落葉性の低木。有毒植物で,魚を麻酔させる作用がある。高さ60~150cm,枝に翼がある。葉は対生し,長楕円形,長さ8~20cm。花は,枝の先の長さ10~30cmで先のたれ下がった花穂に総状につき,7~9月に一方に偏って咲く。花は4数性。花冠は細い筒状で,長さ1.5~1.8cm,紅紫色,毛が密生する。子房は上位,2室で各室に多数の胚珠がつく。果実は長卵形,長さ約1cm。…

※「裏白空木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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