裏馴染(読み)うらなじみ

精選版 日本国語大辞典 「裏馴染」の意味・読み・例文・類語

うら‐なじみ【裏馴染】

  1. 〘 名詞 〙 遊里で客が、その遊女に会うのが二度目(裏)でありながら、三度目以上の馴染みとしての待遇を受けること。また、二度目のとき、本来、三回目に出す馴染金を出すこと。
    1. [初出の実例]「うら馴染(ナジミ)の仇溺(のろけ)た仕打も、馴れ馴れしい訳ではあるけれど」(出典人情本風俗粋好伝(1825)後)

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