なじみ‐きん【馴染金】
        
              
                        - 〘 名詞 〙 遊郭、特に江戸吉原で、同一の遊女を揚げた客が三回目に祝儀として出す金銭。この金を出すのを馴染をつけるという。第一回(初会)または第二回(裏)に出すこともあり、前者を初会馴染(しょかいなじみ)、後者を裏馴染(うらなじみ)という。なじみがね。
- [初出の実例]「三会目(さんどめ)の馴染金(ナジミキン)を惜みてくひちらかすみれんこ」(出典:人情本・春秋二季種(19C中)二)
 
 
                                                          
     
    
        
    出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
	
    
  
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