馴染金(読み)なじみきん

精選版 日本国語大辞典 「馴染金」の意味・読み・例文・類語

なじみ‐きん【馴染金】

  1. 〘 名詞 〙 遊郭、特に江戸吉原で、同一の遊女を揚げた客が三回目に祝儀として出す金銭。この金を出すのを馴染をつけるという。第一回(初会)または第二回(裏)に出すこともあり、前者を初会馴染(しょかいなじみ)後者裏馴染(うらなじみ)という。なじみがね。
    1. [初出の実例]「三会目(さんどめ)の馴染金(ナジミキン)を惜みてくひちらかすみれんこ」(出典:人情本・春秋二季種(19C中)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む