製販同盟(読み)せいはんどうめい

百科事典マイペディア 「製販同盟」の意味・わかりやすい解説

製販同盟【せいはんどうめい】

製造業者と小売業者が戦略的に結ぶ同盟戦略的同盟一種。流通チャネル支配権をめぐって対立していた製造業者と小売業者が,経営情報の共有や共同商品開発といった協働関係を結ぶことにより,流通システムの効率化を図り,価格を引き下げて顧客ニーズを充足することが目的アメリカのトイレタリー・メーカープロクター・アンド・ギャンブルディスカウント・ストアウォルマート・ストアーズの同盟が最も有名である。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「製販同盟」の意味・わかりやすい解説

製販同盟
せいはんどうめい
manufacturer-retailer alliance

メーカーと小売業者が,合理化やコスト削減のために戦略的に同盟関係を結ぶこと。小売業者がもつ消費者情報をメーカーの商品開発に直結させることで,コスト削減をはかり低価格販売を実現しようとする企業戦略アメリカ合衆国のウォルマート・ストアーズとプロクター・アンド・ギャンブル,日本のダイエーと味の素,さらにセブン-イレブン・ジャパンとアメリカのフィリップモリスなどの例がある。

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