岩石学辞典 「複向斜」の解説 複向斜 小さな褶曲が集まって全体として大規模な褶曲を作り,褶曲波面が複合的な向斜を作る場合に複向斜という.その軸面は構造の軸から外側および下向きに発散して逆向きの扇状となる.この語は現在はデーナが導入して以来変化して,地向斜の変形で起きた構造に関係するものとなっている[Dana : 1873, Peach & Horne : 1899, Aubouin : 1965].エクソクライン(exocline),inverted-fan structure, pseudoanticlinalなどは同義.[Lapworth : 1889]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「複向斜」の意味・わかりやすい解説 複向斜ふくこうしゃsynclinorium 複合向斜の意味。一連の小さな褶曲が,全体として大きな向斜をつくった構造。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by