褰帳(読み)ケンチョウ

デジタル大辞泉 「褰帳」の意味・読み・例文・類語

けん‐ちょう〔‐チヤウ〕【×褰帳】

即位式朝賀の際、高御座たかみくら御帳みちょうをかかげひらくこと。また、その役の女官。とばりあげ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「褰帳」の意味・読み・例文・類語

けん‐ちょう‥チャウ【褰帳】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「褰」はかかげるの意 ) 即位式・朝賀のとき、高御座(たかみくら)御役の帳をかかげ開き、また、下ろし閉じること。また、その女官。褰帳の命婦。とばりあげ。
    1. [初出の実例]「次褰帳参上、垂御帳」(出典玉葉和歌集‐治承四年(1180)四月二二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android