《Mouvement pour l'Unification et le Jihad en Afrique de l'Ouest》マリの武装組織。「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ」の関連組織から分派したと見られる。2011年、西サハラ難民キャンプで起きた外国人人道支援活動家の誘拐事件で、その存在が知られるようになった。2012年にはマリ北部地域において支配力を強めたが、2013年、フランスの軍事介入により山岳部に撤退。同年、モフタル・ベルモフタル率いる「覆面旅団」と統合し、新組織「アル・ムラービトゥーン」を結成。ただし新組織の実態は、指導者を含め不明点が多い。国連は2012年12月に西アフリカ統一聖戦運動を制裁対象に指定。また米国は、アル・ムラービトゥーンを覆面旅団の別名とみなして2013年12月にFTOに指定している。