ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西サヤン山脈」の意味・わかりやすい解説 西サヤン山脈にしサヤンさんみゃくkhrebet Zapadnyi Sayan ロシア中東部,東シベリア南部にある山脈。モンゴルとの国境に近く,アバカン川上流部河谷から東北東へ,カズイル,ウダ両川の源流地帯まで約 600kmにわたって延びる。最高峰は西部にあるクイズイルタイガ山 (3121m) 。斜面はマツ,カラマツを中心に,シラカバ,ハンノキにおおわれ,高地ではこれらに代り,ヒマラヤスギ,モミ,苔類がみられる。南斜面は標高 1200~1500mまでステップである。金,鉄,アスベスト,銅などの埋蔵が認められる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by