西ノ谷新田(読み)にしのやしんでん

日本歴史地名大系 「西ノ谷新田」の解説

西ノ谷新田
にしのやしんでん

[現在地名]新井市西野谷新田にしのやしんでん

粟立あわだち山と大毛無おおけなし山の東山麓、矢代やしろ川支流の中野なかの川・御備おそなえ川・万内ばんない川により灌漑され、北は西ノ谷村、東と南は両善寺りようぜんじ村と接する。天和三年郷帳に西野谷村のうち新田高として六三石九斗余、うち漆高一升五合とある。元禄郷帳では西ノ谷新田として同高が記され、西ノ谷村枝郷と注記される。「新井市史」によれば、元禄三年(一六九〇)検地により二石五斗余、安永九年(一七八〇)の検地により六石余の新田を打出し、これらは天保五年(一八三四)村高に繰入れられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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