日本歴史地名大系 「西井出村」の解説 西井出村にしいでむら 山梨県:北巨摩郡大泉村西井出村[現在地名]大泉村西井出八ヶ岳南麓正面に位置し、西は谷戸(やと)村、東は油(あぶら)川を境に長沢(ながさわ)村(現高根町)の枝郷東井出(現同上)。村北部を八ヶ岳西麓の甲州道中蔦木(つたき)宿(現長野県富士見町)と東麓の佐久(さく)往還長沢村を結ぶ横道が東西に通る。「一蓮寺過去帳」によれば、嘉吉二年(一四四二)五月五日供養の厳阿弥陀仏と老阿弥陀仏に「井出」と注記される。永禄四年(一五六一)の番帳の六六番に蔵原(くらばら)(現高根町)の禰宜とともに「井出の禰宜」がみえる。また慶長一三年(一六〇八)の番帳では、六二番に箕輪(みのわ)(現高根町)の禰宜とともに「西伊手之禰宜」があげられている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by