箕輪新町村(読み)みのわしんまちむら

日本歴史地名大系 「箕輪新町村」の解説

箕輪新町村
みのわしんまちむら

[現在地名]高根町箕輪新町

八ヶ岳南麓、標高七一〇―八〇〇メートル付近に位置。村の中央を甲州道中韮崎宿と中山道信州岩村田いわむらだ宿(現長野県佐久市)を結ぶ脇街道佐久さく往還が通る。箕輪村長沢ながさわ村の間が遠く、旅人が難渋したので、旅人の便のためにつくられた新田村。もとは箕輪村・村山東割むらやまひがしわり村・村山北割村、穴平あなだいら(現須玉町)のうち。東は須玉すたま川を隔てて下津金しもつがね(現同上)、西は村山北割村、南は箕輪村。寛政八年(一七九六)の村明細帳(箕輪新町区有文書)によれば、天正年間(一五七三―九二)徳川家康の命により開発されたとするが、慶長検地帳に記載がないので、その後の開発と考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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