西友枝村(読み)にしともえだむら

日本歴史地名大系 「西友枝村」の解説

西友枝村
にしともえだむら

[現在地名]大平村西友枝

土佐井つつさい村の南西、友枝川の上流・中流域に位置し、南境にある雁股かりまた(八〇七メートル)の北東斜面にあたる山間の村。友枝川の支流松尾まつのお川の源流に位置する松尾山は修験道の霊山で、山上に松尾山医王いおう寺があった。江戸時代の領主の変遷は土佐井村に同じ。元和八年人畜改帳では御蔵納分と給人分で、家数四八・人数九一(うち百姓一二・名子一八)、牛一六・馬四。元禄国絵図に「西友枝村ノ内 大入」がみえる。寛政七年(一七九五)の上毛郡村々明細帳(友枝文書)によると高九五九石余、免四ツ四分三朱、反別田五五町三反余(うち松尾山分二町四反余)・畠一四町五反余、家数一六六(本村三三・仙代三〇・土倉七・小川内五・田ノ尾七・三ノ瀬一四・渡瀬一三・大畑一二・節木五・猪尾八・金次郎六・大門五・杖木八・鳥井畑二・大入一一)、ほとけ池・土蔵つちぐら池など池が九ヵ所ある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android