西和彦(読み)にしかずひこ

ASCII.jpデジタル用語辞典 「西和彦」の解説

西和彦

アスキーの創業者。1956年兵庫県生まれ。日本のパソコン業界をリードしてきた人物の1人。1977年、早稲田大学在学中にアスキー出版(現アスキー)を設立翌年マイクロソフトと提携し、極東代理店としてアスキーマイクロソフトが設立されると、極東担当副社長に就任する。当時、まだOSを持っていなかったマイクロソフトの売り上げの半分は日本で売り上げたものだった。また、米IBM社からのOS供給依頼を受けるかどうか悩むビル・ゲイツ氏に、ビジネスチャンスとして決断を迫るなどの行動力を見せている。しかし、1986年にハードウェア事業を巡ってビル・ゲイツ氏と衝突、マイクロソフトとの提携を解消した。翌年、アスキー社長に就任し、半導体事業などの多角化を図るが、投融資の失敗から経営難に直面して、1998年に社長を辞任、取締役に就任した。その後、特別顧問になるが、2001年には辞任している。現在、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の客員教授、須磨学園学園長、尚美学園大学芸術情報学部大学院教授、株式会社ITNY&パートナーズの代表取締役などにも就任している。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西和彦」の解説

西和彦 にし-かずひこ

1956- 昭和後期-平成時代の経営者。
昭和31年2月10日生まれ。早大在学中にマイコン雑誌「I/O」の創刊参画。昭和52年アスキー出版(現アスキー)を設立,雑誌「アスキー」を創刊。米マイクロソフト社と提携し,同社のソフトを導入。62年社長に就任。出版,ソフト開発,パソコン通信サービスなどを手がける。平成9年CSKの資本傘下にはいる。12年尚美学園大教授,13年須磨学園学園長。17年ITNY(英名:ITNY&Partners)代表取締役。兵庫県出身。

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