西園寺公望自筆の鉄道国有法案説明草稿(読み)さいおんじこうぼうじひつのてつどうこくゆうほうあんせつめいそうこう

事典 日本の地域遺産 の解説

西園寺公望自筆の鉄道国有法案説明草稿

(埼玉県さいたま市大宮区大成町3-47 鉄道博物館)
鉄道記念物指定の地域遺産。
1906(明治39)年3月、西園寺内閣により断行された鉄道国有化の際、西園寺自ら鉄道国有法案説明草稿を作成した。第22回帝国議会において法案の提案理由を説明、反対の厳しい中、西園寺はこの草稿を読み上げ、短時間に議会を通過させたという。これにより、17私鉄が国に買収され、全鉄道の90%余が官設となった

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android