日本歴史地名大系 「西堀端」の解説 西堀端にしほりばた 三重県:津市津城下西堀端[現在地名]津市西丸之内(にしまるのうち)・丸之内養正(まるのうちようせい)町外堀を隔てて丸之内の西に南北に並ぶ町筋。二〇〇石より一千石ほどの中士が居住する武家屋敷町で、外堀の西側だけの町並。津城三城門のうち伊賀口(いがぐち)御門は伊賀街道への出入口で、御門前の通路の北側角の沢田平太夫宅は、江戸初期より幕末まで移動がなかった。沢田は寛永期(一六二四―四四)で二千五〇〇石、幕末で一千五〇〇石の上士であった。南側角は江戸初期に二千石須知出羽宅であったが、明和(一七六四―七二)頃から藩の勘定所となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by