日本歴史地名大系 「西塩小路村」の解説 西塩小路村にししおこうじむら 京都市:下京区西塩小路村[現在地名]下京区西七条(にししちじよう)〈石井(いしい)町・西久保(にしくぼ)町・東久保(ひがしくぼ)町〉北は西七条、南は梅小路(うめこうじ)、東は朱雀(すじやく)、西は御所(ごしよ)ノ内(うち)の各村に接する。平安京の条坊では右京の八条一坊の一保七町・四保一〇町と一五町、及び一保二町の西半分、八条二坊の一保二町・七町の地。村名について「京都府地誌」は、東塩小路村と同じく、塩小路に沿っているため名付けられたと記し、続けて「上世、村西ニ一巨沢アリ。延喜中俄ニ塩分ヲ含ミシコト五旬ニ及ベリ。是ヨリ塩小路ノ称起ル」という説を伝える。古代・中世の村の様子は判然としないが、右京の荒廃、農村化に伴い、この辺りも早くから耕地となったと思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by