日本歴史地名大系 「東塩小路村」の解説
東塩小路村
ひがししおこうじむら
- 京都市:下京区
- 東塩小路村
北は七条通(旧七条大路)の南で町地に接し、南は
村名の由来について、「葛野郡各町村沿革調」に「古老ノ伝聞」として、嵯峨天皇の時代(九世紀)、源融の六条
鎌倉時代には既に洛中における富裕な商業地帯となっていたことが、「明月記」文暦元年(一二三四)八月五日条の、「一昨日火事実説、烏丸西、油小路東、七条坊門南、八条坊門北、払地焼亡、土倉不知員数、商賈充満、海内之財貨只在其所云々」という記事や、「民経記」寛喜三年(一二三一)六月三日条の「夜半塩小路西洞院辺有炎上、□至町焼失云々、件町頗潤屋云々」という表現から推察できる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報