…天竜川の流れるはんらん原は狭いが,その両側には河岸段丘がよく発達し,中には4~5段にわたるところもある。伊那盆地北部の段丘面には諏訪湖の出口から引水した西天竜用水によって水田がよく開発されているが,いまだに平地林が広く残存している。また中部には梨,リンゴ,桃などの果樹園,南部には桑園が多く分布している。…
… 天竜川の水は,流域の各地にダムや用水が建設されたことによって効率的に利用されている。伊那盆地では西天竜用水(1928完成)の建設により西岸の河岸段丘の水田化がすすめられ,佐久間ダムからは愛知県東部の豊川用水へ分水が行われている。また,下流の両側に広がる台地には磐田・三方原両用水が開通し,既存の茶園や果樹園など乏水性の土地利用に加え,施設園芸も盛んになった。…
※「西天竜用水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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