西小保方村(読み)にしおぼかたむら

日本歴史地名大系 「西小保方村」の解説

西小保方村
にしおぼかたむら

[現在地名]東村西小保方

上田かみだ村の南に位置し、東・南は小保方村、西は上植木かみうえき(現伊勢崎市)。村の東北部の字溜井付ためいづきに湧水地東沼(現西小保方沼)、西北部の字あまいけにも湧水地天ヶ池があり、それぞれ南流して周辺に水田地域をつくる。寛文郷帳では田方一一〇石余・畑方一八九石余、旗本牧野領。近世後期の御改革組合村高帳では旗本松平領、家数三〇。享保五年(一七二〇)年貢皆済目録(小島文書)によると、田方米二七石七斗余・畑方永二九貫余を納めた。江戸後期の覚(「東村誌」所収)には田畑の質入の基準が記され、一反につき本田二両・新田一両三分・下田一両二分・上畑二両一分・中畑一両三分・下畑一両一分・屋敷二両。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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