西島松5遺跡(読み)にししままつごいせき

日本歴史地名大系 「西島松5遺跡」の解説

西島松5遺跡
にししままつごいせき

[現在地名]恵庭市西島松

柏木かしわぎ川と支流であるキトウシメンナイに挟まれた標高約二五メートルの低い台地上に立地する、縄文時代早期から擦文時代にかけての複合遺跡。平成一二年(二〇〇〇)に発掘調査が行われ、縄文時代の遺構・遺物のほか、北大III式期の土壙八三基と、擦文時代前期周溝のある墓六基が検出された。土壙は直径一メートル前後の楕円形または隅丸長方形で、土器を埋設した袋状のピットをもち、刀・斧・刀子などの金属製品が豊富に副葬される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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