西才行遺跡(読み)にしさいぎよういせき

日本歴史地名大系 「西才行遺跡」の解説

西才行遺跡
にしさいぎよういせき

[現在地名]安土町上豊浦

きぬがさ山から南西に派生する通称竜石りゆうせき山の北方平野部、標高八六―八八メートルの地点に位置し、繖山山系と安土町市街がある微高地に囲まれた低湿地帯の南部を占める。以前より弥生時代後期―古墳時代前期にわたる遺物散布地として知られ、北西方向の瓢箪山ひようたんやま古墳との密接なつながりのある集落跡と想定されていた。昭和五六―五八年(一九八一―八三)にかけて発掘調査を実施し、弥生時代後期―古墳時代前期、さらに平安時代―鎌倉時代の遺物を確認した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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