西楼棚・城楼棚(読み)せいろうだな

精選版 日本国語大辞典 「西楼棚・城楼棚」の意味・読み・例文・類語

せいろう‐だな【西楼棚・城楼棚】

〘名〙
違棚うち棚板中央を一段高くしたもの。正式の座敷飾りとして多く用いられる。
匠明(1608‐10)殿屋集「一、清楼棚はふりわけの棚の上ばより柱壱本はさみ」
茶席に用いる棚物の一つ。香道に用いる袋棚半分にしたもので、押板脇・書院脇いずれも上座に用いる。天王寺屋津田宗及の創始したもの。宗及棚。〔南方録(17C後)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android