西沢村(読み)にしざわむら

日本歴史地名大系 「西沢村」の解説

西沢村
にしざわむら

[現在地名]鹿沼市西沢町

南摩なんま川流域に位置し、南は佐目さめ村、東は下南摩しもなんま村、北は野尻のじり村。南方で南摩川が小倉おぐら川に合流する。慶安郷帳では田二七四石余・畑五七九石余、幕府領二五石余・阿部重次領八二八石余の相給。阿部重次領となったのは寛永一二年(一六三五)からで、慶安元年(一六四八)武蔵岩槻藩領となる。元禄郷帳では旗本根来・蜷川・久志本・林の四給で、幕末に至る。天保年間(一八三〇―四四)の家数九八(改革組合村)。慶応四年(一八六八)の村明細帳によれば、家数一一八、男三二四・女二九三、馬七〇で、産物麻苧・朝鮮種人参。宝永七年(一七一〇)壬生みぶ通鹿沼宿の定助郷となり、勤高一千一五石(「鹿沼町助郷帳」鹿沼市立図書館蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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