西田中神社(読み)にしたなかじんじや

日本歴史地名大系 「西田中神社」の解説

西田中神社
にしたなかじんじや

[現在地名]打田町中井阪

旧村社。祭神火産霊ほむすびほか一四柱。「続風土記」にひつじ宮として「下井坂・中井坂・花野・上野・馬場・西大井六箇村の産土神なり、荘中祀る所の神八ツあり、これを田中の八社といふ、当社又其一なり、祀る神詳ならす(中略)往古は神田も多く神輿庫・神楽所・拝殿・舞台・宝蔵・鐘楼護摩堂等ありしに、天正の兵火に焼亡して今は其礎石のみ残る」と記される社と、田中荘八社のうち西部にある尾崎おざき(現打田町)の若宮八幡社を昭和二〇年代に現在地に移し、二社を並べて西田中神社としたもの。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android