日本歴史地名大系 「西田井地村」の解説 西田井地村にしたいじむら 岡山県:玉野市西田井地村[現在地名]玉野市西田井地東田井地村の南に位置し、東光寺(とうこうじ)山の南麓にある柏谷(かしだに)地区から東野崎の北浜(ひがしのざきのきたはま)の一部まで東西に細長い村域をもつ。山田(やまだ)村の無動(むどう)院から江戸中期に百姓が掘出した讃岐国三木(みき)(現香川県木田郡三木町)の高岡(たかおか)八幡宮の鐘の追銘に、文明一三年(一四八一)八月銘で「備前州三宅郷西田井地村西輪寺」と刻されている(岡山県金石史)。慶長九年(一六〇四)の検地帳(慶安二年写、玉野市教育委員会蔵)によれば田一三町八反余・畑屋敷一四町一反余・塩浜九反余、高三九五石余、寺二軒を含め屋敷持名請百姓三八人を数える。寛永備前国絵図では村高三七二石余、天保郷帳では四六四石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by