西蚊爪村(読み)にしかがつめむら

日本歴史地名大系 「西蚊爪村」の解説

西蚊爪村
にしかがつめむら

[現在地名]金沢市蚊爪町かがつめまちみなと二丁目

浅野川の下流左岸、北間きたま村の北に位置する。元禄一五年(一七〇二)の国絵図作成までは西加賀爪村とも記された(改作所旧記)。近世初頭まで浅野川東対岸の東蚊爪村を含め加賀爪村などと称された。文和二年(一三五三)四月の白山本宮臨時祭礼に際し、寺領百姓役として練重役を「加加爪」から二人勤仕している(三宮古記)。これは同時に同役三人が勤仕した諸江もろえとの位置関係から当地のことと推定されるが、現津幡つばた町加賀爪の可能性もある。天正一四年(一五八六)一月二二日、前田利家が黒津舟くろつぶね権現(現内灘町の小浜神社)再興を命じた村々に加賀爪村が含まれるが(「前田利家印判状写」黒津舟神社文書)、前後の村々から当地のことであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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