西道村(読み)さいどうむら

日本歴史地名大系 「西道村」の解説

西道村
さいどうむら

[現在地名]桜島町西道

藤野ふじの村の東隣に位置する。西堂とも記す。永享一一年(一四三九)二月一八日の島津用久袖判証状(薩州用久系図)に「向島西堂之村」とみえ、平田重宗が玄親禅門供養のために鹿児島福昌寺慧灯えとう院に寄進した当地などを島津持久(薩州家祖)があらためて安堵している。天文六年(一五三七)一二月二四日、島津勝久清水きよみず(現国分市)城主本田董親をむかい(桜島)地頭に任じ、「さいたう」およびたけ藤野松浦まつうら赤水あかみずを宛行った(「島津勝久宛行状」旧記雑録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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