西酒丸村
にしさけまるむら
[現在地名]豊里町酒丸 西酒丸
西谷賀代村の南、東谷田川の東岸台地に所在。「各村旧高簿」によると幕末には谷田部藩細川氏領二七九・七七五石のほか、安楽寺領一〇石、八幡社除地二石があった。明治一七年(一八八四)西谷賀代村・中東村と合併して酒丸村となった。安楽寺は真言宗豊山派で応永九年(一四〇二)に現筑波町の普門寺の叡珍が開いたと伝え、慶長一七年(一六一二)の関東八州真言宗連判留書案(醍醐寺文書)に「常州新沢郡鮭丸安楽寺」とみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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