西銘グスク(読み)にすみぐすく

日本歴史地名大系 「西銘グスク」の解説

西銘グスク
にすみぐすく

[現在地名]平良市東仲宗根添 北増原

北増原にすますぱり集落北方約八〇〇メートル、標高約六三メートルの琉球石灰岩小丘上にある。一四―一五世紀頃のグスク時代の集落遺跡。北側は崖状となって海岸に接し、白川すさかー浜に連なる。南側は緩やかな傾斜面。北側崖下にサガイ井がある。グスク内の北側には野面積みの石垣が残る。南側約四五〇メートルの台地上にサガーニ遺跡、白川浜を挟んで北側約三〇〇メートルの琉球石灰岩小丘上に石原いさらばりグスクがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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