西阿野村
にしあのむら
[現在地名]常滑市阿野町・唐崎町・井戸田町・塩田町
北は樽水村に接する。村名の阿野は天台宗園城寺(現滋賀県大津市)の衆徒を意味し、南北朝の頃その所領であったことに由来。東阿野(現豊明市)に対するという。「寛文覚書」によれば、概高六〇二石余、田三四町九反余・畑一一町六反四畝余、家数八五、人数四三三。源敬様御黒印写(徳川林政史蔵)によると、元和六年(一六二〇)に付家老竹腰山城守の給知であった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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