要素心理学(読み)ようそしんりがく(英語表記)Elementpsychologie

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

要素心理学
ようそしんりがく
Elementpsychologie

心的現象を分析してそれ以上分割しえない究極的な要素 (心的要素) を見出し,かつそれらの要素の結合ないしは連合から心的現象を説明しようとする要素主義の立場に立つ心理学説。イギリスの連合心理学に端を発しているが,特に W.ブント,E.B.ティチェナー構成心理学をさすのに用いられた。心的現象は全体的な統一性と関連性をもち,要素には分割しえないとする全体論的心理学ないしはゲシュタルト心理学と対立するもの。その立場からは原子主義的心理学,またはモザイク的心理学として批判される。

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世界大百科事典内の要素心理学の言及

【構成心理学】より

…意識の機能を研究する機能心理学に対して,意識の内容を要素に分析し,その要素の結合によって意識現象を説明しようとする心理学をいう。内容心理学とも要素心理学ともいう。W.M.ブントがこの立場の基礎を形づくり,E.B.ティチナーがそれを徹底させた。…

※「要素心理学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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