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見す(読み)ミス

デジタル大辞泉 「見す」の意味・読み・例文・類語

み・す【見す】

[動サ四]《動詞「み(見)る」の未然形尊敬助動詞「す」からか》「見る」の尊敬語。ごらんになる。
「やすみしし我が大君の―・し給ふ吉野の宮は」〈・一〇〇五〉
[動サ下二]みせる」の文語形

め・す【見す/看す】

[動サ四]《動詞「み(見)る」に上代の尊敬の助動詞「す」が付いて音変化したもの》
見る」の尊敬語。ごらんになる。
「ものごとに栄ゆる時と―・し給ひ明らめ給ひ」〈・四三六〇〉
「統治する」の尊敬語。お治めになる。
す国を―・し給はむと」〈・五〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 他動詞 御諸 実例

精選版 日本国語大辞典 「見す」の意味・読み・例文・類語

み・す【見】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 動詞「みる(見)」の未然形に尊敬の助動詞「す」の付いたものか ) ごらんになる。
    1. [初出の実例]「御諸(みもろ)が上に 登り立ち 我が彌細(ミセ)ば」(出典日本書紀(720)継体七年九月・歌謡)

見すの補助注記

四段活用動詞以外に「す」のつく場合には音の変化するのが普通で、「見る」の場合には「めす」の形をとるが、「みす」となるものも古くはあったものか。


み・す【見】

  1. 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙みせる(見)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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