見当違(読み)けんとうちがい

精選版 日本国語大辞典 「見当違」の意味・読み・例文・類語

けんとう‐ちがいケンタウちがひ【見当違】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. めざす方向をまちがえること。また、そのまちがった方向。見当はずれ。
    1. [初出の実例]「見当違(ケンタウチガヒ)方角へ連れて行ったのは」(出典:満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石三一)
  3. 推測判断を誤ること。判断が的を射ていないこと。また、そのさま。見当はずれ。的はずれ。
    1. [初出の実例]「馬鹿々々しい、見当違(ケンタウチガ)ひのお手入を吃(く)ひ懸けてね」(出典:恋慕ながし(1898)〈小栗風葉一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android