見掛(読み)みえがかり

精選版 日本国語大辞典 「見掛」の意味・読み・例文・類語

みえ‐がかり【見掛】

  1. 〘 名詞 〙 見つけしだい
    1. [初出の実例]「話がならざア見えがかり、預けてなりと出入をするが」(出典:歌舞伎・心謎解色糸(1810)四幕)
    2. 「女子供の容赦無く、見えがかりに殺します、早くお逃げなされませ」(出典:歌舞伎・四十七石忠矢計(十二時忠臣蔵)(1871)九幕)

み‐かけ【見掛】

  1. 〘 名詞 〙 外観から受ける印象。うわべ。ちょっとみ。みば。外見
    1. [初出の実例]「ナイショウワ シラネドモ マヅ micaqega(ミカケガ) ワルイ」(出典日葡辞書(1603‐04))

みせ‐かけ【見掛】

  1. 〘 名詞 〙 それらしくとりつくろうこと。うわべをそれらしく見せること。外見。
    1. [初出の実例]「世間の見せかけよく〈略〉町の衆を舟あそびにさそひ」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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