見良津村(読み)みらつむら

日本歴史地名大系 「見良津村」の解説

見良津村
みらつむら

[現在地名]九重町恵良えら 見良津

恵良村の東に位置し、北を玖珠川支流松木まつぎ川が西流し、南東青野あおや山がある。中世飯田はんだ郷の内としてみえる。正保郷帳では田高一〇六石余・畑高二九石余で、松木村の内、日損所とある。村高は幕末まで大きく変化しない。「豊後国志」では南北二村に分れていたとする。「豊府指南」には松木村のうち半田はんだ郷見良津村とある。宝暦六年(一七五六)の村明細帳(麻生家文書)によると、用水井堰は松木村内より引く大井手おおいで用水で、溜池は三ヵ所。秣場は岩室いわむろ(現玖珠町)内玖珠山・小松こまつか台山、野上のがみ村内の合しかさこ山、上旦かみだん村・恵良村・右田みぎた村内の青野山、松木村内のまるたけ山の四ヵ所、庄屋付山一ヵ所、百姓付山が三ヵ所。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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