覗き機関(読み)のぞきからくり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「覗き機関」の意味・わかりやすい解説

覗き機関
のぞきからくり

大道芸一種江戸では「からくり」,上方では「のぞき」と略した。盛り場などで,大きな箱を立て,その下部にあるレンズを通して中をのぞかせる。箱の左右に1人ずつ立ち,紐を引いて絵を順に替え,拍子を取りながら独特の調子解説をし,見物料を取った。江戸時代末期から明治にかけて盛んで,『八百屋お七』『不如帰』などが人気を集めたが,現在ではほとんど姿を消した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む