覚際・醒際(読み)さめぎわ

精選版 日本国語大辞典 「覚際・醒際」の意味・読み・例文・類語

さめ‐ぎわ ‥ぎは【覚際・醒際】

〘名〙
① 眠りや夢からさめるまぎわ。さめぐち。
※別れ霜(1892)〈樋口一葉〉一「荘子が蝶の夢といふ世に義理や誠は邪魔くさし覚(サ)め際(ギハ)まではと引しむる利慾の心の斗量(はかり)には」
② 酒の酔いからさめるまぎわ。
俳諧ひさご(1690)「かはらざる世を退屈もせずに過〈荷兮〉 また泣出す酒のさめぎは〈越人〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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