普及版 字通 「覡」の読み・字形・画数・意味
覡
14画
[字訓] かんなぎ
[説文解字]

[字形] 会意
巫(ふ)+見。〔説文〕五上に「能く齋肅(さいしゆく)して









[訓義]
1. かんなぎ、みこ、男のみこ。
2. 字はまた撃に作る。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕覡 カムナギ 〔字鏡集〕覡 カムナギ・ヲトコカウナギ・ヲムナカウナギ
[下接語]
巫覡
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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…ほかに〈沙門〉を意味するサンスクリットの〈シュラマナśramana〉やパーリ語の〈サマナsamana〉からの借用語であるとか,ペルシア語の〈シェメンshemen〉(偶像,祠)からの転化語であるとする説もある。中国では〈巫(ふ)〉(女性)および〈覡(げき)〉(男性)の語を用いる。
[特質]
シャーマンが他の呪術・宗教的職能者と異なる点は,超自然的存在とのかかわり方における〈直接性〉にある。…
…こうした神託にたずさわる者としては,シャーマンとよばれる呪術―宗教的職能者がいる。シャーマンとは,脱魂,憑依(ひようい)などのトランス状態において,神あるいは神的霊と直接的に交通し,その意志を彼あるいは彼女自身の言葉と行為を通して第三者に伝達する特殊能力の持主をいうのであり,女性の場合は巫女(みこ),男性の場合は覡(げき)ともよばれる。シャーマンの役割は,地域により,またシャーマンの型によって種々の差異がみられるが,卜占や予言などのほかに悪霊に憑(つ)かれた病人をなおしたり,死霊との交通による死者託宣をも行う。…
※「覡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」