親風(読み)オヤカゼ

デジタル大辞泉 「親風」の意味・読み・例文・類語

おや‐かぜ【親風】

子に対して親の権威を振るうこと。「親風を吹かす」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「親風」の意味・読み・例文・類語

おや‐かぜ【親風】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 親の身分地位を鼻にかけること。
  3. 親だという意識から出る威圧的な態度。親の威を振るって、子に対すること。「親風を吹かせる」の形で用いることが多い。
    1. [初出の実例]「貴殿が親風(オヤカゼ)吹かせ、与四郎の事を思ひ切らせ」(出典人情本・春色恋廼染分解(1860‐65)初)

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