観世元重(読み)カンゼモトシゲ

デジタル大辞泉 「観世元重」の意味・読み・例文・類語

かんぜ‐もとしげ〔クワンゼ‐〕【観世元重】

[1398~1467]室町前期の能役者観世流3世(実は4世)。世阿弥の弟の子。法名音阿弥おんあみ足利義教義政保護をうけ、観世宗家として名声を得た。

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精選版 日本国語大辞典 「観世元重」の意味・読み・例文・類語

かんぜ‐もとしげ【観世元重】

  1. おんあみ(音阿彌)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「観世元重」の意味・わかりやすい解説

観世元重
かんぜもとしげ

音阿弥

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世界大百科事典(旧版)内の観世元重の言及

【観世流】より

…(1)能のシテ方の流派名。流祖の観阿弥清次(かんあみきよつぐ)(1333‐84)は,南北朝ころ奈良盆地南部で活動したらしい山田猿楽美濃大夫の養子の三男で,通称三郎,芸名を観世という。観阿弥は多武峰(とうのみね)寺や春日興福寺の神事猿楽に《式三番》(《翁》)を務めるための組織であった大和猿楽四座の一つ結崎(ゆうざき)座に所属し,演能集団の代表者である大夫(棟梁の為手(して))として活躍した。座名の観世は彼の芸名に由来する。…

※「観世元重」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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