観空寺(読み)かんくうじ

日本歴史地名大系 「観空寺」の解説

観空寺
かんくうじ

[現在地名]右京区嵯峨観空寺久保殿町

大覚だいかく寺の西に位置し、行基作と伝える十一面観音を本尊とする小寺。嵯峨天皇創建の定額寺で「三代実録」貞観一二年(八七〇)八月二六日の条に「以山城国葛野郡観空寺之定額、勅観空寺者、嵯峨太上天皇創建、宜其後親王源氏檀越、永為恒例」とある。

以後「日本紀略」康保二年(九六五)五月二四日条に「大安寺別当禅教於広沢辺其身、是則自仁和寺観空寺之間也」とその名がみえるが、中世以降荒廃していたのを、後水尾天皇の御願により慶長年間(一五九六―一六一五)再建(山城名勝志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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