観音畑廃寺(読み)かんのんばたはいじ

日本歴史地名大系 「観音畑廃寺」の解説

観音畑廃寺
かんのんばたはいじ

[現在地名]美浜町興道寺

通称観音畑地籍にある奈良時代前期(七世紀後半)の寺跡。付近の茶畑部分の微高地には瓦の散乱がみられ、基壇の一部と推察される。未発掘のため寺域・遺構の存在などは不明であるが、蓮華文の軒丸瓦あるいは軒平瓦などが採集されており、若狭地方では最古の寺院跡であることが判明した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android