解嘲(読み)かいとう

精選版 日本国語大辞典 「解嘲」の意味・読み・例文・類語

かい‐とう‥タウ【解嘲】

  1. 〘 名詞 〙 ( 漢の揚雄がつくった文章題名による ) 人のあざけりに対し、弁解すること。中傷に対する自己弁明。かいちょう。
    1. [初出の実例]「一季塵土困西郊、待得中秋解嘲」(出典:宝覚真空禅師録(1346)坤・中秋値雨)
    2. [その他の文献]〔漢書‐揚雄伝下〕

かい‐ちょう‥テウ【解嘲】

  1. 〘 名詞 〙かいとう(解嘲)
    1. [初出の実例]「七律五首中の第二第四を書し、末に此解嘲(カイテウ)の詩を書したものである」(出典:北条霞亭(1917‐20)〈森鴎外〉一五一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android