触ば冷やせ(読み)さわらばひやせ

精選版 日本国語大辞典 「触ば冷やせ」の意味・読み・例文・類語

さわら【触】 ば 冷(ひ)やせ

  1. ( 「冷やす」は切る意 )
  2. さわる者がいたら切れ。さわったら切ってしまえ。江戸近江国滋賀県坂本山王祭のはやしことば。
    1. [初出の実例]「かほはしゅがさのあかきはさるの、さんわうまつりか、とがもなき人にむかひてさはらばひやせとあっこうすれば」(出典:虎明本狂言・祐善(室町末‐近世初))
  3. 場や人のふんいきが殺伐としているさま。
    1. [初出の実例]「君を打たれたほどに、楽の声にもさわらはひやせな処が有たぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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